災害ボランティア講座

平成15年9月6日(土)、高浜中央公民館にて午前10時〜午後3時まで社会福祉協議会主催の「災害ボランティア講座」が開かれた。
講師は、高浜市災害ボランティアコーディネーターの皆さん。講座参加者は50名ほど。
1限・・・「もし災害がおきたら、高浜市はどうなるの?私たちは何をすればいいの?」
〜高浜市における災害予測や災害に関する基本的な知識についての学習〜
フィリピンプレート、ユーラシアプレート、太平洋プレートの話。
海溝型地震と直下型地震の話
パワーポイントを使った
「もし災害が起きたら高浜市はどうなるの?」
「防災ボランティアコーディネーター」とは・・・
  • 高浜市に来ると想定される地震・・・・震度6弱(室内で立っている事が難しくなる。窓ガラスが割れたりドアが開かなくなったりする。耐震性の低い住宅では倒壊することもある。屋外では、壁のタイルや窓ガラスが破損・落下する。そんな揺れが1分ほど続く
  • 高浜に断層がある・・・大高-高浜断層
  • 災害時にはライフラインが切断される。・・・水が貴重になる。高浜市の水のタンクは3つある。(高浜配水場8000立方メートル・吉浜配水場6530立方メートル・中央公民館駐車場下のタンク100立方メートル・・・これは4万人の人が1人20リットル容器に18本分ある。)
  • 各自で3日間の備食が必要。
  • 非常時には、「非常持ち出しリュック」「頭を保護するヘルメット」「木綿で長袖・長ズボン着用」「軍手着用」「履きなれた靴」
  • 「171」災害用伝言ダイアルの使い方
  • 高浜には現在10人のボランティアコーディネータの方がいるそうです。
2限・・・(講義)ボランティア支援本部ってなに?
 〜災害発生後に立ち上がるボランティア支援本部について〜
「ボランティア支援本部ってなに?」
  簡単にいうと全国から集まってくるであろうボランティアの作業仕分けを担う事務局というイメージでしょうか。ボランティアの人が集まってきても、誰がどんなボランティアをすればよいかわからない。ボランティアさんの窓口的存在。

高浜市地域ボランティア支援本部での作業の流れ
   被災者のニーズ受付後
        ↓
  1. 事前オリエンテーション(災害状況・地図)
  2. 受け付け(必ずボランティア保険¥300に入ってもらう)
  3. 活動紹介
  4. 活動オリエンテーション
  5. 活動報告
3限・・・(実習)非常食を体験してみよう!
〜実際に非常食をつくり試食(昼食)〜
非常食として「アルファ化米」を食べました。
作り方は簡単。袋を開け、スプンと乾燥剤を取り出し
水を入れて1時間でできあがり。今回はお湯を使ったので20分で美味しい五目ごはんを食べることができました。量は270g。結構お腹いっぱいでした。
味噌汁はお湯を入れるだけでできあがり。
4限・・・(実習)ボランティア本部を体験してみよう!
〜実際にボランティア支援本部や災害ボランティアについて寸劇を交えながら
2限で習った流れに従い実際に、ボランティア支援本部でボランティアを行うために@事前オリエンテーション〜D活動報告まで行いました。

感想・・・・自分は高浜での災害について、全然知らないということがわかった。
だから、とっても勉強になった。非常食はとっても美味しく みなさんに好評でした。
「高浜市被害想定」という冊子が「高浜市防災対策室」から¥100で出されています。
¥100というのが、ちょっと・・・と思うけど、一度見ておくといいと思います。。
地域に想定される震度が載ってます。また、液状化が想定される地域も載ってます。
ただ、ボランティア支援本部は、今のままでは難しいと感じました。
もっとたくさんの人の協力が必要でしょう。それには、まずはこういう仕組みがあることを
たくさんの人に知ってもらう必要があるんでしょうね。

2003.09.06

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